大森靖子
2022年12月20日 理想の観客像がある。ステージを前に自分を無にする。僕の全てを忘れ、ステージに没頭する。ステージをただ見て、ただ感じる「箱」になる。脳と五感と身体のすべてを目の前の音楽と風景に賭す。それが僕の思う「理想の観客」だ。大森さんのラ…
2022年12月20日 ※(この投稿に関わらず、このブログに書いてある全てがそうですが)これは大森靖子さんの曲をよく聞く人が、"大森靖子作品"について、独善的にああだこうだペラペラ喋ってる"チラシの裏"的日記です。 *** 大森靖子の2022年のツアー*1「超…
2022年6月19日 新潟にZOCのライブを見に行く。新潟の現場は初めてだ。日程的に今回のツアーで見に行けるのが他にない……という事情で選んだだけなのに、新潟駅で地図を眺めていると、この街こそが大森靖子が作った音楽を聞くべき場所なのだ、という気がしてく…
2021年8月5日 12:00 (この日記はこの記事(『VOID』について書いたもの)の続きである) かつて私がすごく好きだった彼女は夫に酷いDVを受けていて、しかし、その夫が元夫に変わった後も、彼女はいつも男の話をしていた。離婚を経てそれは家の中で暴言を吐…
2021年7月6日0:00 毎日大森さんの曲を聞いている。正確にいえば、ウォークマンにダウンロードした大森靖子の"音源"を聞いている。つまり、『Kintsugi』とか『大森靖子』とか『クソカワPARTY』とか。一つの"アルバム"や"シングル"として完成された作品を、そ…
2021年6月28日12:00 WALKMANの電源を入れて再生ボタンを押す。店内BGMがノイズキャンセリングされて「夕方ミラージュ」が流れ出す。去年発売された、大森靖子のアルバム『Kintsugi』……の一曲目。新しいアルバムがもうすぐ出るのに、新曲の先行配信も始まって…
2021年6月21日0:00 ZOCのアルバムも発売され、7月には大森靖子の新しいアルバムが発売されるのに、相変わらず『シンガーソングライター』ばかりを再生している。(『シンガーソングライター』が収録された)『Kintsugi』が発売されたのは去年の12月、次のア…
僕は僕が書いたものが嫌いだ。面白くない。ワクワクしない。美しくない。書けば書くほど頭の悪さが露呈して、才能のなさが露呈して、これを書いているのが僕でなければいいのにと思う。僕が見たもの、読んだもの、聞いたもの。あの豊潤な世界がこんなにも平…
大森靖子さんが「共犯者」となり結成されたアイドルグループ、ZOC のデビューシングルが発売された。 youtu.be 『family name』と題されたこの曲を聞くたび、僕は終わって久しいあの時代、「平成」を代表する名作、『GO』(小説であり、小説を原作とした映画…
大森靖子さんの(とても良い)アルバム『クソカワPARTY』を聞きながら、これはどんなアルバムなんだろう。ということを解釈して行く痕跡/記録/メモ(その1)です。 ※これまでに書いてきた考察系の記事より「まとまり」はないと思います。 こちらの『クソカ…
最近、大森靖子さんの『VOID』を聞くと、私の頭に、とある"フィクショナルな"風景が浮かんでくる。 ということを書き留めておくための日記です。 ※『VOID』は大森靖子さんのアルバム『クソカワPARTY』に収録されている曲です。 ************************** …
2017年8月30日に発売された、大森靖子さんのシングル、 "draw (A) drow"について書いているブログ記事です。 www.youtube.com gyao.yahoo.co.jp ******* そこを超えたら、二度と元の場所には戻れない。そんな瞬間がある。誰かが空に向かって学校の屋上の縁を…
Twitterで、 大森さんの中野サンプラザ公演に急に行けることになったけど、すでにSold Outだった! みたいなことをつぶやいたら、親切なフォロワーさんのお陰で行けることになった。大森さんを好きになった頃からフォローしているフォロワーさんだったので、…
www.youtube.com 以下は、大森靖子さんの「流星ヘブン」(@アルバム『MUTEKI』)という曲に対する、私の一つの解釈である。 『流星ヘブン』には、キリスト教における「神」そしてイエスのイメージを感じる。 喉が渇いたけれど 汗よりも涙よりもからだのある …
「そこは君自身の家で、君は逃げ出した自分自身を待っているのかもしれない」*1 ■大森靖子『君に届くな』@『キチガイア』について 私が笑ったり 私が泣くのが私のことだなんて許せない 何度も何度もリピート再生してきた曲が、その曲を気に入っている自分を…
www.youtube.com 世界が消えてった夜も"世界が消えた"ということがあった大森靖子「ドグマ・マグマ」(アルバム『kitixxxxgaia』より) 大森靖子さんのニューアルバム、『kitixxxxgaia』(キチガイア)の一曲目、「ドグマ・マグマ」の上記の歌詞を受け、私は…
原宿ROCKETで11月25日から30日まで開催された縷縷夢兎の個展、「rurumu 2nd Exhibition"PLAYHOUSE"」を見に行ってきたので、感想文を書きました。 www.fashionsnap.com -------------------- 個展に行った次の日に小説を読んでいたら、ある兄と妹が次のよう…
昨日、2016年11月18日にZeppTokyoで行われた、大森靖子さんの、2016年全国ツアー『TOKYO BLACK HOLE TOUR』のファイナルに参戦してきたので、感想文を書きました。 感想っていうか、ほぼ一人語りですが。 ※一曲、セトリのネタバレがございます。ご注意くださ…
2016/8/24に発売された、大森靖子さんのシングル『ピンクメトセラ』を聞きながら考えた雑感をまとめた記事です。 『ピンクメトセラ』は、大森靖子さんが声優をするWebアニメ「逃猫ジュレ」のテーマソング。 "ピンクメトセラ"は、「逃猫ジュレ」に出て来るピ…
大森靖子さんのアルバム『TOKYO BLACK HOLE』の一曲目、「TOKYO BLACK HOLE」の感想文です。 ------------ ある小説を読んでいたら、こんなセリフが出て来て、 「TOKYO BLACK HOLE」のことを思い出した。 […]「おそろしくなるほどごうまんだなあ」とつぶやい…
2016年5月29日(日)にZepp DiverCity TOKYO で行われた、大森靖子、Gotch、SPECIAL OTHERS、モーモールルギャバンの4マンライブBarbate Rock 5th Anniversary ~Hign Mirage~に行ってきました。 www.creativeman.co.jp 出順は、1.モーモールルギャバン2.Gotch3…
このブログでは、大森靖子さんの『魔法が使えないなら死にたい』の感想を一曲ずつ書いていくシリーズっていうのをやっていまして、この記事は、このアルバムの6曲目、「夏果て」の感想文を書いています。 www.youtube.com 大森靖子「夏果て」は、おっさんが…
3/23に発売された大森靖子さんのアルバム『TOKYO BLACK HOLE』に収録されている、「SHINPIN」という曲が好きなので、その感想文を書きました。 ■“戦車の東京タワー”って本当の話 「SHINPIN」には、こんな歌詞がある。 戦車の東京タワー 見殺しにした夢 この…
大森靖子さんのニューアルバム、『TOKYO BLACK HOLE』が、2016年3月23日に発売されます! その中から、「生kill the time 4 you、、❤」("いきる ざ たいむ ふぉーゆー" と読む)のMusicClipが公開になりました。 www.youtube.com いい曲!いい曲なの!とに…
Walkmanの再生ボタンを押すと流れ出す、脳を引っ掻くような “hayatochiri”のギターの音は、いつも僕を新宿に連れて行く。 大森靖子&THEピンクトカレフ「 hayatochiri 」MusicClip 大森靖子 & THE ピンクトカレフが解散したあの生暖かい春の夜、僕は新宿ロフ…
これまで、わたしが、大森靖子さんという人の作った、一つひとつの大切な一曲の、一つひとつの歌詞を、端から端まで切り刻むようにして聞いてきたのには、それなりにわけがあるのですが、大森靖子さんという人の作った、『愛してる.com』という曲を聞いたあ…
~以下まえがき~ 僕が10代の頃にはTwitterなんてなくて、MDプレイヤーをくるくるリピートしては、この曲をこんなに愛してるのは僕だけだって思い込んでいた。真っ暗な部屋でイヤホンを両耳にさして、フレーズとフレーズの間の息遣いの中に、言葉にできない…
※黒宮れいさんの衣装について、一部、間違ったことを書いていたので、訂正させて頂きました。赤字部分です(2016/10/16) 2015年10月21日の夜に、渋谷のシネクイントで上映された「シブカル映画祭。with SPOTTED PRODUCTIONS」を見てきました。 shibukaru.co…
2015年10月3日に行われた“大森靖子ちゃんファントークイベント「ファンタジー★ミッドナイト」”というイベントに行ったので、その日の日記を書きたいと思います。 funfunfunme.chobi.net ■開演前 会場のネイキッドロフトは新宿駅を降りて、歌舞伎町を抜けた先…
松居大悟監督の映画『私たちのハァハァ』の公開を記念して、テアトル新宿では、松居監督の『ワンダフルワールドエンド』が、1週間限定上映中です。この記事では『ワンダフルワールドエンド』の感想文を書きつつ、「ワンダフルワールドエンド」ってなんなん…