ニワノトリ

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Berryzはいつも君の中に!!/ 一人で行ったBerryz工房祭り、Berryz工房ラストコンサートの感想など。

 

3/1に有明コロシアムで行われた「Berryz工房祭り」の二日目、
3/2に東京プリンスホテルで行われた「Berryz工房祭り後夜祭」 の二回目、
そして、3/3に日本武道館で行われた「Berryz工房ラストコンサート2015」 Berryz工房行くべぇ~!
に参戦してきました。

いつも長いブログばかり書いているのに今は何一つ言葉が出てきません。
でも、こんな端っこのブログの中にも、Berryz工房はこんなに素敵なんだってことを少しは書き残しておけたらいいなと思います。

 

……と言いつつ……。

 

 

最初に、Buono!のことを書かせてください。

 

***

 

Buono!の思い出

Berryz工房嗣永桃子夏焼雅℃-ute鈴木愛理の三人で結成されたBuono! 

有明コロシアムBerryz工房祭り二日目で、私が一番、覚えているのは、二部のラストを飾った、Buono!。その最後の一曲、「タビダチの歌」で、愛理が流した涙です。
愛理の涙を見て、あ、Buono!もきっとこれでラストなんだ、Buono!も旅立つんだって思って、頭が真っ白になりました。

 

というのも、私にとって、Buono!はとても特別なグループです。
私が、自分でチケットを買って、観に行った初めてのライブ。それは、忘れもしない、2011年夏のBuono!のライブ、"Rock'n' Buono 4"でした。

 


2011年。
ハロプロの、そして、Berryz工房の長い歴史を考えれば、随分最近のことです。
それまで、ずっと私は、家で、財布も出さずにDohhhup!やYouTubeで、ハロプロのライブ映像やMVを見ていました。
昔から、ずーっと薄暗い部屋の中でインターネットばかりやっていた私は、ライブが本当にこの地球上で行われていて、本当に足を運べる場所だということを知らなかった。今思えば、それまで、私にとっての、ハロプロは日常を少し楽しくするBGMみたいなもので、同じ世界の延長線上に存在している、「応援」の対象ではなかったのだと思います。

だけど、Buono!の「こころのたまご」という曲のMVをニコニコ動画で見た時、もものダンスが大好きになりました。YouTube越しにも心を震わせるBuono!の歌声を聞いて、生声の強さを知りました。だから、ある日、気づいたら、Buono!のライブのチケットを買ってたんです。
それが、私の初「現場」でした。

初めての現場は、もう、とにかく緊張してしまって、コールもうまくできなくて、周りは若い女の子ばっかりだし(女性限定エリアにいたので;)、当時は私はまだメンバーTシャツも持っていなかったから、自分が周りから浮きまくっている気がして、来てよかったのかな私……と不安にもなりました。
でも、それ以上に、キラキラ輝くステージで、バンドの音をガンガン響かせながら、声を限りに歌を歌う三人が、もうとにかくかっこよかった。
そして、そんなにかっこいいのに、「生まれてきてオメデトー なんて言われたいじゃない? 」(My Boy)と、ステージの下にいる私達を励ますような優しい歌を歌ってくれるから、私は三人にとても励まされました。
また、現場に行きたい、私も、みんなにコールを入れたい、応援したいって思うようになりました。

 


Buono! 『MY BOY』 (MV) - YouTube

 

それから、私は少しずつ、ハロプロの「現場」に足を運ぶようになりました。Buono!Berryz工房モーニング娘。……横浜BLITZZepp東京よみうりランド中野サンプラザ、池袋サンシャイン……歴戦のヲタさん方に比べれば私の参戦回数なんて本当に些細なものですが、それでも、休日にはずっと家の中にこもりきりだった私が、両手ではぜんぜん足りないくらい、家の外に出て、東京や横浜の、色んな場所に行くようになりました。

Buono!が、あんなに遠かった東京が、実はこんなに近かったんだって教えてくれました。

ちょっとずつ、グッズも揃えました。Tシャツ、タオル、ペンライト……
私は桃推しだから、いっそ全身ピンクにしたいと思って、ピンクのマニキュアとかアイシャドウも買いました。
私は普段、そんなにメイクもおしゃれもしないタイプです。ピンク色の何かなんて普段、まったく身につけません。だから、アイシャドウもマニキュアも、ライブの時にしか使わないから、全然、減りません。マニキュアを塗るのだって、全然うまくならない。

だけど、Buono!のライブ、Berryz工房のライブ、桃に会いに行く前の晩、儀式のようにマニキュアを塗るのは、いつも、私にとってちょっとした楽しみでもありました。

 

こんな風に、Buono!は私にライブの楽しさを一番最初に教えてくれたグループでした。
だから、Buono!は私にとって、特別なグループです。
有明で愛理の涙を見た時には、Buono!のラストを感じて、凄く胸が苦しかった。
だけど、有明でやってくれた6曲は、どれもBuono!らしい曲ばかりで、いつも、WMPの中で私を元気づけてくれている曲ばかりでした。
だから、「タビダチの歌」を歌う三人を見ながら、大好きなBuono!が大好きな曲を歌う姿を見せてくれて、ありがとう。と思いました。
Buono!については、正式なアナウンスというものは最後までなかったけど、でも、だからこそ、もしかしたら、この先、いつか、Buono!とドルチェに会える日が来るかもしれないな、なんてちょっと期待したりもします。
また会えたら、嬉しい。

 

 

***

 

■武道館の"Love together!"

 


Berryz工房『Love together!』(Promotion Ver.) - YouTube

 

 

私が参戦した3日間で見た、無期限活動停止直前のBerryz工房の姿は、誰にも教えたくないような、言葉にできないようなとても複雑な気持ちです(じゃあ、ブログなんて書くなよって話なのですが……)。

昨日の夜に、武道館でのコンサートが終わったんだなって思うと、今もちょっと実感が沸きません。

 

特に印象的だったのは、やはり、ダブルアンコール、ラストの曲の"Love together!"
実は私、この曲はあまり好きではありませんでした。

しかし、最初に梨沙子が歌い出した瞬間にそんな印象は吹き飛びました。

 

忘れないわ

 

涙で掠れた梨沙子の声が歌う、梨沙子の想いがこぼれ出すようなそのワンフレーズに、ぐっと胸を掴まれました。
きっと、会場にいた多くのヲタさんたちがそうだったのだと思います。ピアノとBerryz工房の歌声が響く中で、私の周りでは、ずっと、鼻水をすする音が聞こえていました。タオルで涙をぬぐう影もたくさん見えました。

 

誰かのうわさ話って
すぐ忘れちゃうけど 
すぐ忘れちゃうけど

忘れないわ 今日までの
素敵なこの道を
好きよ 好き 大好き
また会えるよね

 


Berryz工房のキャプテン、佐紀ちゃんは、最後の挨拶で「Berryz工房のことを忘れないでください!」と言っていました。私たちは、色んなことを忘れて行くけど、Berryz工房の事は忘れないよ、忘れないよ、って思いながら、一つひとつのフレーズを歌う7人の声を聞きました。
きっと会場に集まった人たちも色んなことを感じながらこの歌を聞いていたんだと思います。
最後に、自然発生した、会場全体での「Love together!」大合唱。
「また会えるよね」
それはきっと、会場に来られなかった人の分も合わせて、会場にいた人の心の中から溢れ出した、「願い」みたいなものだったのだと思います。

「Love together!」。
こんなにラストライブで"化ける"曲だとは。つんくさん、本当に素晴らしいです。
「宝物だよ」は、もものブログの言葉(↓参照)を受けて書いたのかなあとか、色々思ったり……やっぱり、つんくさんは本当に、メンバーのことを思った、ファンの心に届く、素晴らしい曲を書かれる方だと思います。

 


ご報告|ももちこと 嗣永桃子オフィシャルブログPowered by Ameba

 

***

 

Berryz工房の7人を見て思ったこと

最後の挨拶で、清水佐紀ちゃんが最初に放った「私達、こんなに大きくなりました!」という一言や、「Berryz工房は永久に不滅です」という名言。それは紛れもなく、Berryz工房と、Berryz工房を応援するみんなのキャプテンとして、Berryz工房を引っ張って来た、キャプテンの言葉でした。
Berryz工房のことを忘れないでください!」……Berryz工房のキャプテンであり、その一方で、きっと他の誰よりも、「一人の女の子」としての一面を持っている、佐紀ちゃんだからこそ、この言葉が説得力のあるものになったんじゃないかと思います。

佐紀ちゃんがセンターで踊り出すと一気にパシっとステージ全体が締まって見える、ダンスだけじゃなくて、歌でもMCでも頼りになる、そんな佐紀ちゃんのパフォーマンスが大好きでした。

 

 

ももち。
私は勝手に「もも」って呼んでいるんですが、ももちは最後までももちであり、Berryz工房嗣永桃子でした。

最後の挨拶で、ももちは一滴も涙を漏らさず、一言も言い漏らすことがないように、ゆっくりと、丁寧に言葉を紡いでいました。
最後の挨拶のあとも、涙をたたえながら、それをこぼすことはなく、しっかりと会場を見据えながら、歌を歌っていました。
きっと、ももちはこの日に伝えるべき言葉をずっと考えてきていたんだろう、Berryz工房嗣永桃子として最後に見せる姿はこうありたいという想いが強くあるんだろうと、その立ち姿、歌声、表情すべてから、彼女の美学が伝わってくるような気がしました。
アイドル:嗣永桃子。最高にかっこよかったです。
私、ももちは世界で一番かわいいアイドルだって本当に思ってます。きっと、これからもそうです。

 

 

私、今回のコンサートで、千奈美のまっすぐな歌声が、すごく好きになりました。
"ラスト"コンサートなのに……。
徳永千奈美の笑顔がかわいいのはもちろん言うまでもないですが、歌声も千奈美の笑顔と同じようにまっすぐで、かわいくて、「ラストコンサート」という言葉に緊張している私の心にもすっと滑り込んできました。
いつも笑顔の千奈美が最後のMCで「やっぱり、みんなに会えなくなるのは寂しい」と涙を見せた場面は、やっぱり、私もすごく寂しかった。
だけど、その後に見せてくれた千奈美の笑顔が、それ以上に私の心を明るくしてくれました。
やっぱり、千奈美の笑顔を見ると、それだけで元気になりますね。
いつか、どこかで、また、千奈美の笑顔と歌声、聞きたいです。

 

 

茉麻が、最後の挨拶で「この楽しい場所を守れなくて本当にごめんなさい」って言ってくれた瞬間に、武道館が一瞬、シンっとして、何か、緊張の糸みたいなものが走った感じがしたのが印象的でした(気のせいかもしれません;)。
今でも心の中にある「なんでBerryz工房、活動停止しちゃうのTT」「もっと活動してほしいのに……」という、誰かを責めたくなるようなこの気持ちを、茉麻のこの一言に突かれた感じがありました。
「守る」という表現に、Berryz工房の母:須藤茉麻の真面目さとやさしさが滲んでいると感じます。きっと、自分のためだけにアイドルをしてたなら、「守る」なんていう言葉出てこないですよね。でも、そんな真面目な茉麻だからこそ、Berryz工房という枠組みが外れた後、どういう風に羽を伸ばして、自分の好きなことをやって行ってくれるのか、楽しみでもあります。

初めてBerryz工房のライブに行ったとき、茉麻が楽しそうに踊る姿を見て、一気に緊張がほぐれたこと、今でもよく覚えてます。演技をする茉麻はこれからも見られるので、チケット予約して、また見に行きますね。

 

 

 

上にも書きましたが、私はBuono!が現場の入り口ということもあり……雅ちゃんの歌声にはいつも励まされていました。今回の武道館でも、雅ちゃんの歌声は伸びやかで、かわいいのに艶があって、こんな声、唯一無二だと思います。
だから、最後の挨拶でステージに戻ってくることを約束してくれたこと、本当にうれしかったです。
どこにいても、キラキラしていて、華やかで、かわいい夏焼雅ちゃん。今回の武道館のステージで、「メンバーの目を見て、ありがとうって言いたかった」っていう雅ちゃんの後ろ姿、惚れ惚れとするほどかわいかったです。

見た目が派手だとか、きつく見えるとかで、きっと、誤解されることも多かったりして、アイドルという枠組みの中ではたくさん辛い思いをしたんだと思います。
でも、私のヲタじゃない友達にハロプロの写真やライブのDVDを見せる時、真っ先に、「この子かわいい!」って雅ちゃんを指さしてくれたりして……雅ちゃんみたいな子がいてくれるから、ヲタバレした時にも、「そうそう、こういう子もいるんだよー」って、Berryz工房ハロプロを紹介しやすかったです。
また、おしゃれでかわいい雅ちゃんがステージに帰ってくる日を待ってます。

 

 

私、武道館2階席。それも、かなり天井に近い位置から武道館のステージ見てました。それでも、Berryz工房の目印、熊井友理奈はすぐに見つかる……。
あんなに背が高くてスタイルも良くて超美形な熊井ちゃん熊井ちゃんも、ヲタじゃない人に「こういう子もいるんだよ!」と紹介しやすいメンバーの一人でした。
現場に行くまでは、Berryz工房の歌と言えば、梨沙子雅ちゃんの歌声の印象がやっぱり強かったんですが……実際にライブに行ってみたら、熊井ちゃんの歌声の力強さに驚かされました。
特に今回の武道館は、熊井ちゃんのすごく一つひとつの歌声がのびやかに、しっかりと二階席まで届いてきて、胸に響きました。
熊井ちゃんが、最後の挨拶で、「どんなにつらいこともEnjoyしようと思えば乗り切れる」と言っていた時に、何か、あ、本当にそうだなって思って……私も明日からそうしよう、って素直に思いました。
今日から、もしも、何か凹むことがあったら、武道館で叫んだ「えんじょーい! えんじょーい!」を思い出そうと思います。

私、熊井ちゃんが、4年で大学卒業を掲げていることは、本当に大切なことだと思っていて……これまで、仕事との両立はとても大変だったと思うので、熊井ちゃんの残り少ない学生生活が、充実したものになって、これからの芸能活動にも生かされるように、陰ながら応援したいです。

 

 

そして、梨沙子
最後の「Love together!」を聞いて、ああ、できれば、本当にできればだけど、休業の後に、また、菅谷梨沙子の歌を聞きたいって心から思ってしまいました。
あんなに思いの籠った歌を聞いてしまうと……やっぱり……。

だけど、同時に、梨沙子が「悔いはありません」ってきっぱり言い切った姿もかっこよかったです。
前日のBerryz工房祭り後夜祭での声が本当にガラガラだったので、内心、すごく心配してたんですが、武道館ではきっちり歌を歌い上げていて、「悔いはありません」と梨沙子が言い切るのにも、すごく納得というか……梨沙子がそういうんだったら、もう、本当にそうなんだと思います。
梨沙子があんなにきれいな姿で、きれいな歌声を武道館に響かせてくれて、そんな場に居合わせることができたことを、本当に幸せに思います。
現場で見る梨沙子ファンの女の子は、みんな、独特の世界観を持っていて、ああ、梨沙子は本当に色んな人に勇気を与えていたんだなって、いつも、まぶしかったです。
今日から、梨沙子が、悔いのない人生を歩いて行けるように、願っています。

 

 

 

**

 

なんだか結局、タラタラと書いてしまいました。

すっごい、しんみりモードで文章を書いてしまったんですが、実際、ライブは本当に楽しくて(なんせ、サルの着ぐるみが衣装が出てくるぐらいですから!)、あっという間に3時間が過ぎていました。
シンデレラ衣装の7人は本当にかわいくて、プリンセスみたいで、「これから、いつまでも、幸せに暮らしてほしいな」って思いました。

 

 


楽しい曲を貼る


Berryz工房の歴史を考えれば、私なんて新参もいいところなんですが……。

Berryz工房の歌には、今まで、本当に助けられました。
「うわー!何でこんなことに!」っていう時には、雄叫びボーイを聞き、「あいつより私の方が……!」ってなった時には、「愛はいつも君の中に」を聞き……。ムシャクシャした時にはカラオケで「フラれパターン」を歌い……。

他にも色々。色んな場面で、Berryz工房の歌なしでは生きてこれなかったです。
そして、きっと、これからも、元気をもらい続けることになると思います。

Berryz工房、11年間、本当にありがとう。
これからも、大好きです。

Berryzはいつも君の中に! 

 


Berryz工房 『愛はいつも君の中に』(Berryz Kobo[Love is Always inside ...

 

 

また会えると信じて。

 

 

 


あなた=つんくさんの音楽説/『あなたなしでは生きてゆけない(04-13-15完熟Completion Ver.)』@『完熟Berryz工房 The Final Completion Box』の感想 - ニワノトリ

 

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